MUKU-DATA Claro Walnut burl  クラロ瘤杢 輪切り

2018年3月に製材したクラロ瘤丸太の輪切りの3枚を削りました。
ほぼ乾燥している感じです。
凸凹した皮部分の樹皮を何度も剥がし
割れ止めを部分的に塗り
大切に乾かしてきた材です。
少し残念なのは白太部分が小さな虫に食われたこと・・・
ウォールナットは虫が大好物な木です。
(どうして高価な木ばかり狙って食うの?)
他はたいして割れもなく反りもなく上手く乾いてくれたかと思います。
関連:クラロウォルナット 瘤 輪切り
一年先、半年先はどうなるかわからない時代
材を扱うものの一人として、材木を世の中に送り出すまでには長い年月がかかるよなぁ・・
とつくづく思います。
銘木の価値の一つに乾燥期間というものがありますが、、
目に見え難いそこのところの評価は少ないように感じます。
誰がその期間持っていて丁寧に養生をしてきたか・・
そんな10年、20年前に材として作られ銘木店から受け継がれてきた材も
弊社の木材倉庫に多くあります。
気の長い話ですよね。。。
でもこうして何とか続けてられるのは
材の持っている美しさ、優しさ、強さ、深さ、・・・
木ってとても人に近い気がするんですよね。
木の方が長生きだし材になってからも使われるまで長いスパンなので
木や材を人間主導で売ってるというよりは
生きている期間に木に触らせてもらっているって感じかなぁ・・
明日、明後日、半年先の話ではないんですよねぇ・・
長いんですよね、、

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